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Posted by のらんば長崎運営事務局 at

2017年12月06日

シャユ踊り


新印象派の創始者として知られる画家ジョルジュ・スーラが手がけた大作のひとつ『シャユ踊り』。

本作は当時、画家が住んでいたパリのモンマルトル界隈に数多くあったカフェ・コンソール(盛り場の総称)で、踊り子らがフレンチカンカンを踊る情景を描いた作品で、画家としては五番目となる大作である。

本作の名称にある≪シャユ≫とは「大騒ぎ」、「騒々しい」などの意味で用いられてる言葉であり、上向きに描かれる一番手前の踊り子の目や口元、その隣の男の髭、重力によって逆立つ踊り子が身に着ける衣服の肩紐や靴先のリボン、男の上着の裾などは、この情景の陽気さを表したものであるほか、若い男女が人前で股を広げるように足を高く跳ね上げるというエロティックなフレンチカンカンという踊りの感情的高揚も示している。  


Posted by イッキ at 16:57Comments(0)